教育方針

★強い体づくりの保育

1)幼稚園の3年間で鉄棒の逆上がり、跳び箱の開脚飛び、台上前転、縄跳び、竹馬などが無理なく楽しくできるカリキュラムに沿って、年少児から運動遊びに取り組んでいます。専門の指導者による体育教室を保育の時間内で行い、幼児期に走る力、跳ぶ力、投げる力などの運動能力の基礎を育てます。

2)「食は命なり」の言葉通り、自然の恵みや命あるものを頂くことへの感謝の心を育てます。野菜の栽培に関わり、収穫したものを調理して食べるという体験を通して「喜びや感動」を経験し、「生きる力」を育てます。当園では、人間は、穀物・菜食型の動物であるという〝食の原理”に則り、健康食として世界的にも注目されている日本の伝統的な和食にこだわった食育を展開しています。は、〝安全・安心・おいしい・地産地消”をモットーに、園内の厨房で調理した伝統的な和食を週4回、月・火・木・金曜日に提供しています。料理教室は、保育時間の中で、包丁、まな板、味噌こし、すり鉢や、すりこぎの調理道具を使って味噌汁、白和え、ほうれん草の胡麻和え、南瓜納豆等を調理します。これは「集中力」を養い、「創造の喜び」を味わい、「感性」を育むのに最適です。

【その他の食育の取り組み】・・・野菜や花の栽培(全園児)味噌づくり、さつま芋の苗挿し・収穫(年中児)梅干しづくり、田植え、稲刈り(年長児)

★豊かな感性を育む保育

1)絵本の読み聞かせ 絵本は、子どもの心や言葉を豊かにし、人の話を聞く力や物を見る眼が育ち、想像力を豊かにします。静かな落ち着いた雰囲気で絵本を読み聞かせ致します。ご家庭でも就寝前の10分間、保護者の皆様に絵本の読み聞かせをお願いしています。

2)音を楽しむ 子どもたちが美しい音色に耳を傾け、きれいな優しい声で歌をうたい、うれしさや楽しさを身体で表現できる、感性豊かな音楽教育を目指しています。当園では、感性教育の一環として年1~2回、プロの演奏家によるミニコンサートを行っています。これまでに九州交響楽団、福岡室内合奏団、読売交響楽団、東京都交響楽団のメンバーの方々、NHK交響楽団の吉田秀先生、ゾリステン・ドライエック(広島)の皆様をお迎えして演奏会を開催しました。

 

3)園外保育 芦屋海浜公園やグリーンパーク、みどりんぱーくへの遠足の他、近くの公園を歩いて散歩しながら足腰を鍛えると共に、どんぐり拾い、落ち葉集めなどを通して季節の移ろいを肌で感じるとともに四季の変化を観察しています。

 

4)自然と親しむ 花や野菜の栽培・収穫、トンボやセミの羽化、ビオトープでメダカの観察を通して、自然に触れる経験をし、豊かな感性の育みに努めています。

★豊かな言葉を育てる保育

 年齢によって、3~5人のグループ編成を行います。少人数のグループの中でリーダーを中心にグループ名を決めたり、こいのぼり協同制作や劇づくり、お店屋さんごっこなどのクラスでの活動において、自分の思いが伝えられるようグループ活動を取り入れています。

1)こいのぼり協同制作(年長)
 こいのぼり見学に行き、自分たちが作りたいこいのぼりをイメージして、計画立て、材料決め、完成予想図の作成など仕事を分担して制作します。

2)劇づくり
 好きな絵本をクラスの友達と話し合って選びます。そのお話を基に、子どもたちが主体的となって、話し合い、せりふ、道具、踊りを考え、作っていきます。
 約2ヵ月かけて作っていく劇は「自分たちだけのオリジナルの劇」となり、生活発表会で保護者の方に発表します。